アパート・マンションの掃除は面倒くさい
かつて少年少女だったころ、学校はみんなの場所なので、毎日掃除しましょう。というのを聞かされながら、昼休みのあとや放課後に掃除をしていたかと思います。
アパートやマンションは集合住宅なので、居住者が共有している場所もありますが、あのころのように掃除を分担するわけではなく、オーナーさんや大家さん、管理会社さんが掃除を行っておりますね。
ただ、集合住宅は階段の上り下りを含めて移動が多く、掃除の負担はものすごく大きい。
日常的に掃除したほうがいいのはわかっているけど、義務ではないし、季節的にも肉体的にもしんどい面があるのは確か。
年に何回か、大きな掃除をしなければいけないということも聞いたけれど、どれくらいの頻度がいいのだろう。
今回は、アパート・マンション共用部における定期清掃のほか、他の清掃についても詳しくお伝えしていきたいと思います。
アパート・マンション清掃の意義
マンションを清掃する目的とはそもそもなんでしょうか。
一つは「清潔さを保つことによって、得られるメリットがあるから」です。
清潔さは居心地の良さに直結しているので退去率が下がったり、空室ができたとしても内見にきた入居希望者にいい印象を残せます。割れ窓理論とも呼ばれますが、人にはきれいな場所をきれいに保とうとする心理が働くので、通行人によるポイ捨ての恐れもなく、治安維持にもつながります。
ニューヨークの地下鉄では落書きなどを厳しく取り締まった結果、大幅に犯罪率が低下したという事例もあります。
もう一つは「建物の老朽化を防ぐため」です。
場所によってはコケやカビが発生しますし、掃除によって解決することはできなくてもキズや汚れを発見できるので、対処に動くことができます。そのため、結果的に建物を守ることにつながるでしょう。
清掃の種類と頻度
集合住宅の清掃には大きく3種類あります。
頻度と合わせてご紹介します。
・日常清掃(月1回~週1回程度)
掃き掃除や拭き掃除、ゴミ拾いなどといった、特別な道具などを使わずにできる清掃です。
大家さんが自ら日常的に行っていることも多いですね。
近くに山や公園があると落ち葉や虫などが多かったりと、環境的なものや季節的なものにも左右されますが、月1回~週1回の清掃で清潔さが保てるかと思います。
・定期清掃(4ヵ月に1回程度)
機械を使った掃除や、ワックスがけ、照明の交換、草むしりなどの清掃です。
日常的にぽんぽん発生するわけではないけれど、時間が経つと目立ってくるような汚れなどを落とすために、こちらは専門業者を呼んで行うことが多いです。
床はワックスをかけると保護することができるので、掃除がしやすくなり、キズに強くなります。
・特別清掃(年1~2回)
排水管や高所清掃などの清掃は特別清掃と呼ばれています。
特に貯水槽は条例によって管理が義務付けられているので、怠ってしまうと罰則や罰金が発生してしまいます。
映画「仄暗い水の底から」(2002年)はオーナーによるずさんな管理によって引き起こされた、貯水槽の悲劇が描かれていることで有名ですね。
清掃の費用相場
日常清掃と定期清掃を専門業者に頼むと、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
日常清掃の場合、月の回数とアパート・マンションの規模を考慮して値段が付けられていますが、中規模・大規模マンションなどになると相談して値段が決まることが多いようです。
一例にあげると、12~19戸×月4回の清掃で22,000円~という相場感です。
ただし、日常清掃には特別な技術が必要というわけではないので、専門業者でなくても「シルバー人材サービス」から派遣してもらうという裏の手もあります。値段もお手ごろなので、特別汚れのひどい場所でなければ、検討してみてはいかがでしょうか。
定期清掃は清掃内容によって値段が異なっていたり、時間制で決まっていたりと業者によってさまざまです。
例えば床洗浄・ワックスがけなら1㎡あたり200円~などと決められており、このタイプは内容が多くなればなるほど費用が高くなるでしょう。時間制は基本料金+(1時間あたりの値段×かかった時間)を請求されるので、規模が小さい集合住宅の場合に有利です。
まとめ
アパート・マンションの清掃頻度に正解はなく、大家さんや管理会社さんの裁量に任されている部分が大きいですが、ほっておくと不動産としての価値が落ちてしまうので、定期的な清掃が必要です。
合同会社Cross overでは東大阪市を中心に関西一円で定期清掃のほか、ガラスクリーニングなどの特別清掃にも対応しております。
アパート・マンション以外にもオフィスビルの清掃も行っておりますので、定期清掃をご検討中の大家様、オーナー様、管理会社様、まずはお見積りを無料でいたしますので、ぜひお問い合わせください。